ニュースレター33号

「暑い、暑い!」と言っていたのは、いつ頃だったか…と思わせるような「寒さ」を感じるこの頃です。気候の変動の激しさに体がついていけてないなと思います。
皆様の体調はいかかでしょうか。この秋から冬にかけてはインフルエンザとコロナの流行が予測されているようです。何とか乗りこえていきたいものです。
今年度もコロナ禍に振り回されて思うように事業が進められず、ニュースレターも遅れてしまったことをお詫び申し上げます。

2022 年度 事業報告(4 月~9 月)

4 月 22 日 第 1 回 理事会・運営委員会
5 月 20 日 第 2 回 理事会・運営委員会
5 月 28 日 講演会「里親ってどんな人?」水戸市
第 15 回 定期総会
7 月 1 日 第 3 回 理事会・運営委員会
7 月 28 日 講師派遣 神栖市
8 月 7 日 第 4 回 理事会・運営委員会
9 月 22 日 第 5 回 理事会・運営委員会

●オレンジライン(電話相談)毎週 月・水・木(10:00~15:00)
●オレンジサロン(虐待体験者の居場所)毎週第 2・3・4 木(水戸・つくば)
●児童養護施設・里親から巣立った若者への食糧支援(月 1 回)

児童虐待防止推進月間とオレンジリボン

11 月は児童虐待防止推進月間です。これは 2004 年に国が定めたもので、全国各地でキャンペーンが行われます。その象徴がオレンジリボンです。
2004 年 9 月、栃木県小山市で 4 才と 3 才の兄弟が行方不明になりました。
警察の捜査により、兄弟と父が同居していた男性が未成年者誘拐の疑いで逮捕され、その供述から兄弟がその男から暴行を受けた上、川に投げ込まれたことが分かり、2 人とも遺体で発見されました。この事件は、児童相談所や警察が関わっていながら、子ども達の状況が確認されないまま、残酷な殺され方をしたことで世間に大きな衝撃を与えました。
この事件では、虐待者が親ではなく他人であったこと、虐待者と被害児童の父の間に強い上下関係があったこと、双方共、薬物依存症であったこと、また父子家庭同士で公的な支援がなかったこと、市民からの通報による一時保護が生かされなかったこと、関係機関の連携ができていなかったこと、等々、様々な問題点が明らかなったのです。
この事件に衝撃を受けた小山市の市民が、虐待防止活動団体「カンガルーOYAMA」を立ち上げ、オレンジリボンを配布しながら、子ども虐待防止を訴える活動を始めました。この運動が全国に波及し、各地でオレンジリボンキャンペーンが行われるようになりました。
現在では、東京にある NPO 法人児童虐待防止全国ネットワークが子ども虐待防止啓発活動に必要な公式グッズの取りまとめや支援を行っています。
児童虐待防止推進月間には全国各地で様々なイベントやキャンペーンが行われます。
その一環として、下記のように集中電話相談が行われますので、ぜひご活用下さい。

・集中電話相談期間 2022 年 11 月 1 日(火)~11 月 5 日(土)
・相 談 受 付 時 間 午前 11 時~午後 5 時
・電 話 番 号 (06)6646-0088【子どもの虐待ホットライン】
・主 催 NPO 法人 児童虐待防止協会

学術研究調査へのご協力をお願いします。

この研究調査は、筑波大学大学院人間総合科学学術院研究群博士課程に在籍する、吉羽久美様より依頼がありました。
吉羽様は「子どもの接し方に困難を感じる母親の Help Seeking のプロセス」という研究に取り組んでいるとのことで、この調査によって「乳幼児の子どもの接し方に困難を感じた経験がある母親が、周囲の人々に援助を求めて解決しようとするプロセスを明らかにすることによって、乳幼児の母親を支援する者の技術向上と、母子の健康増進に貢献する」ことが期待できます。
ネットワークあいでは、この研究調査の意義に賛同し、会員の皆様にご協力のお願いを申し上げます。身近に対象となる子育て中の方がいらっしゃいましたら、お声かけをしていただけたら幸いです。

【学術研究の協力についてのお願い(筑波大学)】

子どもの接し方に困難を感じている、もしくは感じていた、乳幼児の子どもを持つお母様を対象としたインタビュー調査にご協力をいただける方を募集しています。質問内容は子どもの接し方
で難しさを感じた時に、どのように周囲の人々に援助や相談を求めたか、援助を求めることに抵抗感はなかったか等についてお聞きします。このインタビュー調査に関心がある方は、下記の URLから調査の内容をご覧いただけます。

「子どもの接し方に困難を感じる母親のHelp Seekingのプロセス」の インタビュー調査ご協力のお願い (tsukuba.ac.jp)

2022年度会費納入のお願い

会員の皆様には、日頃から NPO 法人いばらき子どもの虐待防止ネットワークあいの活動にご理解を頂きまして、ありがとうございます。
あいは、会員の皆様の会費と活動に賛同して下さる皆様からの温かい寄付によって活動しております。あいの活動を継続していくために、本年度(2022 年度)会費を納入いただけますようお願いします。なお、既に納入頂いた会員様には心より感謝し、お礼を申し上げます。

*ATM 払込取扱票を利用してお振込みをされる場合、名前等の記入をお忘れなくお願いします。

≪ゆうちょ銀行≫ (払込取扱 票)
口 座 番 号 00130-3-600272
口 座 名 いばらき子どもの虐待防止ネットワークあい

会員募集中

◆正会員 5,000 円/年
・正会員の方は、総会に出席し、決議権があります。
◆賛助会員 3,000 円/年
・賛助会員会費は、寄付金扱いとなり、所得控除が受けられます。

寄付のお願い

◆子供服・・(幼児 2 才~6 才程度)
・未使用もしくは、美品で寄付をして頂ける品物があれば連絡をお願いします。
“NPO 法人いばらき子どもの虐待防止ネットワークあい”の
事業活動運営に、ご協力をお願いします。

寄付、物資のお願い詳細

お問合せ電話番号:029-309-7690

寄付への感謝

ネットワークあいとは

募集中のボランティア

◎オレンジライン
相談電話番号:029-309-7670

子育てに不安のある方、子どもの頃のトラウマを抱えている方、虐待体験に悩みを抱えている方の電話相談です。

毎週月・水・木曜日:10時~15時(休み:祝祭日、年末年始、お盆期間)

過去記事

茨城子供虐待防止支援組織 水戸

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